朝勤めの地歌


〜悪しきを払うて 助け急き込む

一列ごとに澄ます 甘露台〜


「悪しきを」

この世もあの世も人間も宇宙も、すべてのものを創造された「創造主」を「天の親」とお呼びします。天の親が、

人間が陽気に暮らす姿を見て共に楽しみたいと思い、人間(子供)を創られた時に、唯一心だけを自由に使えるように

してくださいました。しかし、人間子供は勝手な心使いによって天の思惑とは遠くかけ離れていってしまいました。

それまで、人間子供を助けようといろいろな神々を表に出してきましたが、一向に良くならない。人間子供の苦しむ姿を

見かねて、天の親が自ら表に現れました。

「払うて」

天の親は、天の親の思いとは何か、自然の摂理とはどういうものかを説いて聞かせて、人間子供の苦しみの元となる悪しきな

考え<癖性分>を払うため、胸のそうじを親がするよ・・・

「助け急き込む」

払っただけでは取れないから、雑巾がけをして更にきれいにして、それから天の親の思いを聞き入れて助かってほしい。

親が先に立って、なんとしても人間子供を助けたいから、急いで急いで。

「一列ごとに」

天の親の親の打ち明け話を聞いてくれるところを、あっちにひとぼっち、こっちにひとぼっちと、親が創るよ。

(ひとぼっち:ひとつの集合体のこと)

「澄ます」

自分の苦しみの原因となる癖性分を切って捨てなさい。少しでも癖性分が切れたならば、親を立てたきれいな胸の

ひとりひとりになれるでしょう。

「甘露台」

丸い心の持ち主になって、どんな試練でも、苦労の重荷を乗せられても、はいと受けられるひとりひとりになれるはずです。